キレがあってバランスのとれた味わい。
ウイスキーの理想のアルコール度数は47度だと長年の経験から決めている。
チャールズ・メドレーのこの言葉どおり深い味わいの酒である。

ボトルを見た感じから美味そうな酒だなとピンときた。
こんな感じはめずらしい。

ボトルのラインに得も知れず色気を漂わせているのである。
こいつは呑んでやらにゃいかん、とレジへ急いだ。

47度とは思えないくらいに口当たりがよろしい。
微妙な味が広がる。

ゆったりとした時間にちびり、ちびり飲るのがいい。
いつのまにか、いい感じに酔っ払って眠りを誘ってくれる。

エズラブルックスが秋から冬にかけて呑みたい酒だ、と表現したが
このワッセンスは春から初夏にかけて呑める酒だ。

ほんわりと柔らかい気分を誘う「花」の似合うそんな酒と言っておこう。