体調を崩したため、しばらく食事制限を課していた。 体重が一時53kgにまで落ちていたが現在のところ55kgあたりをキープしている。 さすがに53kgになると軽い。 思わず走り出したくなるほど軽い。 あまり体重を減らすのもまた違った意味で体調がおかしくなってしまう。 何事もほどほどにしておくことに越したことはない。 過酷な食事制限が功を奏したか、体調が戻ってきた。 少しづつ酒も解禁することにした。 フォア・ローゼズ・ブラックラベルを飲んだ。 フォアローズ自体はどこの酒屋にも置いてあって、ポピュラーな酒である。 どこにでもあるので逆にいつでも飲めると思い、なかなか手にしなかった。 「４輪のバラ」の描かれたなんとも妖しいラベルのバーボンは、 ２つの説があり、今日に至っている。 一つは、フォアローゼズの育ての親であるポール・ジョーンズが美しい南部の 令嬢に想いを寄せプロポーズした時の令嬢の返事が「お受けするときは、胸に バラのコサージュを付けてまいります。」というもので結果はハッピーエンドに。 もう一つは、フォアローゼズの生みの親であるルーファス・Ｍ・ローズが自分の 邸宅での舞踏会で４人の美しい乙女がやはり胸にバラのコサージュを付けて 現れたことに感動してウイスキーの名前にしたこと。 こんなエピソードを思い出しながら、とろり、とろりと夜が更けてゆく。 酒が飲める幸せをかみしめているこの頃である。