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パーマネントデザインの時代へ

徳島の風土が育んだ素材は、昔は生活の一部として、身近で利用されていました。現在生活様式の変化、新素材の探究による機能性、合理性が重視され、この伝統的な素材がすたれています。我々はこの素材をデザインというフィルターを通して、現代社会に蘇らせていきます。デザインとはその時代の美意識から生まれてくる(かたち)です。その(かたち)(=造形物)が恒久的に使用され語り継がれるようになると、時にはそれがパーマネントデザインとして、未来への証となります。すなわちこれが、新しいデザイン理念となって次代に受け継がれていきます。さて、人間が生まれる以前から存在し変化してきた自然、それが育んできた素材は自然そのもの自体でも大変素晴しい(かたち)である場合が多いのですが、人は美意識によってそれをさらに別の(かたち)に創造することができます。そして歴史の中で、様々なデザインの原理、法則、様式、伝統がそれぞれの時代の美意識から生み出されてきました。これからも自然の持つフィジカルでファンクショナブルな部分から開放され、自然の中から新鮮で自由な美意識が得られた時、人は何か新しいデザインを生み出していくようです。(株)アワードは、このデザインがパーマネントデザインとして定着することを目標とします。


株式会社アワードの経営理念

株式会社アワードは徳島市、徳島県、徳島の木工業界を中心とした民間企業の出資により、1988年7月1日に設立致しました。
この第三セクター方式によるデザインソフト会社は、社長をはじめ全社員が公募で選出され、当初はかなり実験的なものでしたが、現在ではその重要性が徳島市をはじめ全国各地で認識されております。なぜ重要なのか?というその認識の要因を探ってみました。
当社が存在する徳島では、自然風土の中で培われてきた伝統文化が、そこに住む人々(生活者)によって代々伝承されてきました。しかし、最近では外来文化の到来により、情報化・均質化された現代文化が進みました。そして従来の自治体、企業体という組織母体は効率化、均一化を促進し、住民不在の生活形態を一般化させてしまいました。
そこで当社では、生活者に主権を戻すことが重要だと考えました。その図式は、住民を主体とした自治体、企業体の三者が本来の生活、伝統、伝承を継承していくとともに、新しい生活体系を創り上げるものです。具体的には第三セクターとして、生活者(人間)に想いを馳せながらこの新体系を形あるものとして制作し、生活の場に提供していくものです。そのデザインされた形が生活者に持続的に使用されることにより、時として、パーマネントデザインが次第に徳島文化を形成し、世界の新文化を創造していく可能性もあります。
この小さなデザイン会社が、孤軍奮闘に終わることのないように、息の長いムーブメントとなり、デザインの総合的な組織となって徳島に、新デザイン文化推進事業体が出現するよう努力致します。

株式会社アワード 代表取締役社長
黒河 昭一

●プロフィール
1942年6月21日東京生。1966年千葉大学工学部卒業。同年株式会社岡村製作所開発部に入社。1988年株式会社岡村製作所開発部退社。同年株式会社アワード代表取締役社長に就任。

●主な資格
インテリアプランナー、中小企業診断士第1次試験合格、宅地建物取引主任者試験合格。

●専門分野
中小企業コーディネート、総合企画、新商品開発研究、ユニバーサルデザイン、制作プレゼン、マーケティング調査・分析、販売促進。

●備考
徳島県木竹連合会 開発部長
徳島ブランド事業推進協議会 審査委員AWAおんなあきんど塾 推進事務局四国経済産業局中小企業課「走れ!企業お助け人」として参加 徳島県ユニバーサルデザイン委員会 委員

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