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アワードプロジェクト

アワードプロジェクトで開発したアワードブランド品の企画、製造、販売
1.事業コンセプトと商品・サービス等の説明

(1)商品・サービスの概要と技術的原理
(株)アワードプロジェクトとして企画した「人にやさしい家具」の製造販売。
 従来大手メーカーの2次、3次下請けであった家具等の製造技術を直接販売市場規模の大きな首都圏へのサテライトオフィス及び商品企画の窓口の設置。
 その他、徳島地域に根ざす「ものづくり技術」の紹介、企画、販売

(2)事業の内容
(株)アワードを中心とした企画・営業・製造の専門技術をプロジェクト化することにより、すばらしい技術を持ちながら下請構造にあった家具等中心とした住空間設備製造技術を直接メーカー及び市場規模の大きな首都圏へダイレクト企画販売を実施する。

(3)この事業が必要とされる社会背景
 昨今の景況状況から見られるメーカー等のさらなるコストダウンと、流通構造の進展の見られない従来からの下請構造にあった製造技術会社の自立化といった命題に対し、(株)アワードが中心となりそれぞれの専門技術をプロジェクト化し、軽いフットワークで市場に直接提供していく。

(4)類似の製品・サービス
 従来家具等の製造直売システムは販売店網が中心で、より安くより大量により軽くといった流通専門家具が中心で、昨今の住生活空間の様々なニーズに対応した製品が見られず、製造会社は低迷している。

(5)類似製品・サービスとの違い(優位性)
 従来家具等の製造直売システムは企画、流通等の問題で障壁が大きく拡大していく要素が少ない。この度の企画はそれぞれの専門職ネットワークを利用することと、サテライトオフィス等の活用・大手メーカーの協力体制などの状況の基、コストダウン、製品品質向上、各ニーズに柔軟に対応できる製造、企画、プレゼン。

(6)類似製品・サービスとの違い(弱点)
 このようなプロジェクトは従来、構築と運営が難しいとされてきたが、この度のプロジェクトは今まであまり融合する事のなかったチャンネルで結ばれ、また大手メーカー等から見ると従来技術が下請との接点でしか対応していなかったため認識が少なかった等、今まで経験したことのないプロジェクト企画である点。

(7)知的財産権等の取得の状況


2.販売ターゲット(顧客)

 SOHOを考える一般消費者、特注家具を求めるユーザー等「人にやさしい家具」の製造販売を目指す製造業者、販売業者等。


3.市場規模・販売対象エリアと市場の状況

 全国規模。エリアも全国。住環境の改善を目指す市場は質的(充実)満足に移行しており拡大している。


4.販売価格、価格設定方針

 顧客の満足度で個々に設定。


5.販売方法とPR方法

 個別営業。パンフレット、インターネット等あらゆる方法を展開する。


6.事業実施上の問題点・リスク

 アワードプロジェクトによる商品開発、研究、販売等すべてに関心をもつ人材育成の時間と費用。


7.技術・製品・サービスの内容、販売方法、PR方法を含めた事業全体の優位性

 固定客が増加する。コストダウン方向を顧客満足度で実現できる。

2006/11/9
ものづくり事例4 誰でも参加できる阿波おどり
・身体全体で自己表現できる
・思い出を残せる
・ボケ防止効果もある
主催/徳島市・徳島県・日本・世界
2006/11/9
ものづくり事例3 誰にでも認知しやすいサイン
・サイン、文字、絵柄等が大きくわかりやすい
・ドアがすべて壁面に設置されているので場所をとらずすっきりとまとまっている
企画・デザイン/株式会社A+A設計事務所、株式会社アワード
制作/徳島県内木工業者
2006/11/9
ものづくり事例2 あらゆるトイレに後付設置できるベビーシート
・中央公園、水際講演、阿波史跡公園、田宮運動公園に設置
・最小(950×950mm)の既存トイレにも後付設置可能
企画・デザイン/株式会社アワード
制作/徳島県内木工業者
ものづくり事例1 みんなが利用できる「人に優しい家具」
・高さ調節ができるドレッサー、デスク
・車イスで使用できるドレッサー、デスク
・車イスでも使いやすいチェスト
・使いやすい把手
・移動しやすいワゴン
企画・デザイン/株式会社アワード
制作/徳島県木竹工業協同組合連合会青年部
ものづくりとユニバーサルデザイン
NSマッチング理論(1999年 企画・発案)
N極(Needs)とS極(Seeds)がより強力となり、接近(コーディネート)するほど地場(フィールド)は強力となり、より広くなる。
株式会社アワードは徳島市と木工業を中心とした第三セクターの企画・デザイン会社として1988年7月1日に設立しました。
未だこのような会社は全国に一つしか存在しておりません。地球にやさしいものづくり、安全、便利、快適なものづくり、手技を含む技術にこだわったものづくりをコンセプトとして、ニーズを創出し提案しています。
ますます情報化され、均質化されていく現代文化に対して、今までの日本の伝統、伝承を新しいものとして造り上げていく作業の必要性を感じます。
この作業のプロセスが一つのムーブメントとなり、新デザイン文化推進事業体を完成させたいと思います。
「本物の生活」を提案
──18年前、公募によって社長に就任して以来、目指しているものは何でしょう。
漆塗りの茶わんや藍染の布など、自然素材を使い、長年培った技術を活かした商品を生活の中で楽しむ。そんな「本物の生活」のスタイルを消費者に提案したいという思いをずっと持ち続けている。ただ、昔ながらの地場産業の商店は、値段や使い勝手、どこで買えばよいのかといった販売網の問題など消費者にとっては敷居の高い部分が多い。現在の生活にとけ込む製品を開発するには企画力やデザイン力が問われる。
──ブルー工房と紙製家具を共同開発したきっかけは。
現代の生活で徳島の家具をアピールするには、新素材が必要だと思っていた。3年前の展示会で、ブルー工房が出品した特殊純製紙を手に取ったとき、これだと思った。自然素材のカラマツを原材料に使い、軽いのに耐荷重性にすぐれ、ゆがみや反りがほとんどない。リサイクルも可能で、燃やせるゴミとしても扱える。重くて、不要になったときの処分に困るといった、現代生活に適合しにくい家具の部分が解消できると考えた。
──紙製家具の企画に気をつけた点は。
企画商品の一つ、「漆テーブル」は、新素材でつくったテーブルを漆塗りで仕上げた。
この新素材に興味を持った県外の漆塗り業者が、紙への漆の塗り方などを試行錯誤の末、完成させた。重量感のある本格的な漆塗りのテーブルなのに、持ってみると軽い。新素材の特徴がよくわかる商品になった。この家具は、開発技術は徳島で、素材の原料や漆塗りは他の地域の特産を生かしている。県内で開発した新素材だから、商品化では、すべて県内で調達するというのではなく、日本の産地、世界の産地の卓越した技術や素材を組み合わせて、新しい商品を開発しようという発想がこれからは大事だ。
──商品開発がうまくいくにコツは。
何よりも一緒にくむ相手の事業者の意欲の高さが重要だ。ブルー工房はこの新素材の販売に当たり、インテリアの情報発信基地として有名な東京・新宿の新宿パークタワー内「OZONE」にショールームを構えた。漆塗りの業者ともこのショールームで出会ったという。さらに、商品の技術やデザイン伝えるメッセージ性も大事。「地球環境や人に優しい」「教育、福祉に役立つ」「日本的なもの」といった印象が持たれる商品は、国内でも海外でも受け入れられやすい。
──第三セクターとしての企画、デザイン会社が担うものはなんでしょう。
仕事の相手は設立当時、木工家具の事業者が中心だったが、藍染など他の産業分野にも広がっていった。デザインだけでなく、販売も含めその商品全体に関わることが多い。異業種の事業者を紹介するなど、コーディネートする力が特に求められる。第三セクターなら、市や県などともパイプがあり、県内外の事業者に対しての信頼度も高い。そういった「仲人」をつとめるには、うってつけの立場だ。ただ、経営面は全くの独立採算であり、それが仕事の原動力にもなっている。こういった形態の企画デザイン会社は全国にもっと増えるべきだ。

平成18年2月4日付 朝日新聞より転載

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