2008年5月18日(日)22:28時点
![]() 平兼盛 しのぶれど色にいでにけりわが恋は 物や思ふと人のとふまで | ![]() 壬生忠岑 有明のつれなく見えし別れより 暁ばかり憂きものはなし | ![]() 陽成院(天皇) つくばねの峰よりおつるみなの川 こひぞつもりて淵となりける | ![]() 柿本人麿 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む |
![]() 後徳大寺左大臣 ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞのこれる | ![]() 左京大夫顕輔 秋風にたなびく雲の絶えまより もれ出づる月の影のさやけさ | ![]() 和泉式部(女流歌人) あらざらむこの世のほかの思ひ出に 今ひとたびの逢ふこともがな | ![]() 権中納言定頼 朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに あらはれわたる瀬々の網代木 |
![]() 能因法師(僧侶) 嵐ふく三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり | ![]() 伊勢大輔(女流歌人) いにしへの奈良の都の八重桜 けふここのへににほひぬるかな | ![]() 中納言家持 かささぎのわたせる橋におく霜の しろきをみれば夜ぞふけにける | ![]() 俊恵法師(僧侶) 夜もすがら物思ふころは明けやらで 閨のひまさへつれなかりけり |
![]() 喜撰法師(僧侶) わが庵は都のたつみしかぞすむ 世をうぢ山と人はいふなり | ![]() 曾禰好忠 由良のとをわたる舟人かぢをたえ 行方もしらぬ恋の道かな | ![]() 大中臣能宣 みかきもり衛士のたく火の夜はもえ 昼はきえつつ物をこそ思へ | ![]() 寂蓮法師(僧侶) 村雨の露もまだひぬ槙の葉に 霧たちのぼる秋の夕暮 |
![]() 小式部内侍(女流歌人) 大江山いく野の道の遠ければ まだふみもみず天の橋立 | ![]() 貞信公 小倉山みねのもみぢ葉心あらば 今ひとたびのみゆきまたなむ | ![]() 清原深養父 夏の夜はまだ宵ながらあけぬるを 雲のいづこに月やどるらむ | ![]() 待賢門院堀河(女流歌人) 長からむ心も知らず黒髪の 乱れて今朝はものをこそ思へ |
![]() 恵慶法師(僧侶) やへむぐらしげれる宿のさびしきに 人こそ見えね秋はきにけり | ![]() 右大将道綱母(女流歌人) 嘆きつつ独りぬる夜の明くるまは いかに久しきものとかはしる | ![]() 春道列樹 山川に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり | ![]() 殷富門院大輔(女流歌人) 見せばやな雄島のあまの袖だにも 濡れにぞ濡れし色はかはらず |
![]() 源宗于朝臣 山里は冬ぞさびしさまさりける 人めも草もかれぬと思へば | ![]() 謙徳公 あはれともいふべき人はおもほえで 身のいたづらに成りぬべきかな | ![]() 式子内親王(女流歌人) 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする | ![]() 崇徳院(天皇) 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ |
![]() 坂上是則 朝ぼらけ有明の月とみるまでに 吉野の里にふれる白雪 | ![]() 藤原興風 誰をかもしる人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに | ![]() 持統天皇(女流歌人) 春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天のかぐ山 | ![]() 小野小町(女流歌人) 花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに |
![]() 二条院讃岐(女流歌人) わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわくまもなし | ![]() 権中納言敦忠 逢ひみてののちの心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり | ![]() 中納言行平 立ちわかれいなばの山の峰におふる まつとしきかば今かへりこむ | ![]() 参議篁 わたの原八十島かけてこぎいでぬと 人にはつげよあまのつり舟 |
![]() 良暹法師(僧侶) さびしさに宿を立ち出でてながむれば いづこも同じ秋の夕暮 | ![]() 周防内侍(女流歌人) 春の夜の夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ名こそ惜しけれ | ||
| 計38枚。 | |||
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