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メタボリックシンドロームの定義と診断基準

(日本内科学会雑誌、第94巻、第4号、794~809頁、2005年4月10日)

1. 内蔵脂肪
(腹腔内脂肪)
蓄積
内蔵肥満 ウエスト周囲径: 男≧85cm、女≧90cm
(内臓脂肪面積:男女とも≧100x100cm2相当)
2. 上記に加えて
右記の2-3項目
高脂血症
(男女とも)
高中性脂肪血症:≧150mg/dl、
a/o 低HDLコレステロール血症<40mg/dl
高血圧収縮期血圧≧130mmHg、
a/o 拡張期血圧≧85mmHg
耐糖能異常空腹時血糖≧110mg/dl

〔註〕

  1. CTスキャンなどで内臓脂肪量測定を行うことが望ましい。
  2. ウエスト径は立位、軽呼気時、臍レベルで測定する。脂肪蓄積が著明で臍が下方に偏位している場合は肋骨下縁と前上腸骨稜の中点の高さで測定する。
  3. メタボリックシンドロームと診断された場合、糖負荷試験が薦められるが診断には必須ではない。
  4. 高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症、高血圧、糖尿病に対する薬剤治療を受けている場合は、それぞれの項目に含める。
  5. 糖尿病、高コレステロール血症の存在はメタボリックシンドロームの診断からは除外されない。

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