トップページ > 当院実施の各種検査の意義 > 眼圧測定

当院実施の各種検査の意義

眼圧測定

1.緑内障とは

緑内障という病気は、眼圧(眼球の圧力)が正常値を超えて上昇し、機能的、器質的な視覚障害(視力低下、視野欠損など)を起こした状態です。

2.眼圧とは

眼球は,強い被膜(角膜,強膜)に、房水、水晶体,硝子体、網膜、ぶどう膜などが包まれており、それらの容量によって一定の圧が形成されます。 この圧を眼圧といいます。眼圧の形成にはいろんな因子が関係しますが、最も重要なものは房水の循環(産生と流出)です。

3.正常眼圧

正常眼圧は10~21mmHgで、22mmHg以上の場合を緑内障といいます。

4.緑内障とは

緑内障とは眼圧が上昇した状態をいいます。本症の頻度は、全人口の0.5~1.0%といわれており、加齢と共に増加し、40歳以上では3.5%とされています。 緑内障という病気は、眼圧が上昇し、視神経乳頭の陥凹・萎縮、視野欠損、視力低下、失明を起こす病気です。

5.緑内障の分類

  1. 原発性緑内障
    1. 原発開放隅角緑内障
    2. 原発閉塞隅角緑内障
    3. 乳児緑内障
  2. 続発性緑内障
    1. 血管新生緑内障:糖尿病性網膜症に合併する。
    2. ステロイド緑内障

〔註〕隅角とは、角膜と虹彩の間の前房部分です(右図)。

ページの先頭へ

当院実施の各種検査の意義