心臓超音波検査(心エコー図)
- 心臓超音波検査(心エコー法)
- 超音波診断装置
(エコー診断装置)
超音波診断法は、画像診断法の代表的検査法として、種々の疾患の診断に広く用いられています。
今や肝、胆嚢、膵、腎などの腹部臓器の疾患は勿論、産婦人科疾患、前立腺、甲状腺、副腎などの疾患の診断に威力を発揮しています。
とりわけ、心臓疾患の診断において超音波法は他の方法では補い得ない優れた長所があります。
それは心臓超音波法では、心臓の動きや血液の流れ(血流)を肉眼的な動きとして捉えることが出来るからです。
心臓の収縮性を捉えることが出来ることは、心エコー法が単に形態学的診断に役立つのみでなく、心臓機能(収縮性、拡張能)を評価するにも適した方法であることを示しています。
循環器領域の診断には、古くから心電図法という優れた検査方法があるにかかわらず、超音波法が不動の地位を占めるに至ったのは当然のことと考えられます。
以下、心エコー法が診断に役立った2~3の例を示します。
- 心房中隔欠損症(二次孔欠損)
- 肥大型心筋症
- 左房粘液腫
- 左室腫瘍