腹部・甲状腺超音波検査
- 超音波診断法
- 超音波診断装置
(エコー診断装置)
近年、超音波法、CT、MRI、核医学検査などの画像診断法が進歩し、臨床診断精度が著しく向上してきました。 このような進歩は、コンピューター技術をはじめとする医用電子工学(ME)技術の進歩に負うところが大きいと考えられます。 中でも、超音波検査法は非侵襲的な検査法であり、被検者に何等苦痛を与えることなく、身体内部情報を容易に把握することができ、 反復実施も可能であり、かつ動きを把握することも出来るため、広く普及しています。 また、装置の価格がが他の画像診断機器に比べて相対的に安価なこともあり、一般臨床に広く普及しています。
超音波検査法の適応範囲は広いが、なかでも頸部、腹部、骨盤臓器(婦人科疾患)、心臓などの領域では殊に威力を発揮しています。 以下、肝臓、胆嚢、腎臓、甲状腺疾患の診断に超音波診断法が有用であった例を示します。
1.肝疾患
- 原発性肝癌
- 肝嚢胞(かんのうほう)
2.胆嚢疾患
- 胆嚢結石
- 胆嚢ポリープ
3.腎疾患
- 腎結石
- 腎嚢胞
4.甲状腺疾患
- 甲状腺癌
- 良性甲状腺腺腫
- 腺腫様甲状腺腫