1997年8月1日(金曜日)、映画「ジャングル大帝」の公開日です。
初日に見に行きました。
8月1日というのは、平日である。他の映画はたいがい土曜日公開というこ
となのに、なぜなんだろうか?夏休みだから?でも、ほとんどの公立学校は、8
月1日というのは登校日のはずです。平日の東新町の朝は、寂しいものがありま
すね。どこかの小学校らしき団体が、奉仕作業らしく、道のゴミを掃除していま
した。のどかな光景です。
徳島における映画「ジャングル大帝」の上映館は、徳島松竹2です。同じ映
画館で8月2日からはバットマン&ロビン・Mr.フリーズの逆襲を上映するらし
い。つまり、ジャングル大帝公開2日目からは、午前中にジャングル大帝、午後
はバットマンだって。寂しい限りです。
で、第1回目の上映開始は午前9時40分。私はまだ今仕事は病休中なので
、一般人が仕事している中、余裕で間に合いました。朝の「あぐり」もしっかり
見てから家を出ました。
中に入ったのがだいたい上映20分前。予想通りガラガラでした。上映開始
時点で、全部で20人もいなかったんじゃないの。ま中の席に座って、さあジャ
ングル大帝グッズを買いに行こうと思ったら、グッズ売場がありませんでした。
がっくりして、パンフレットだけ買いました。
切符切りのおばちゃんが、レオのうちわをくれました。う〜ん、これだけで
も初日に来た甲斐があったというもんだ。ちなみに、反対側の絵はバックが青で
、レオがウィンクしています。
いよいよ始まりました。去年の映画「ブラックジャック」の時にジャングル
大帝の特報があったから、次回作の特報があるかな?と少し期待していましたが
、ありませんでした。来年は何だろう?アトムかな?
冨田勲の美しい音楽が流れてきました。どうやらこれは、虫プロのTV版の
音楽をベースにしているようです。なかなか壮大なイメージですね。よろしい。
ストーリーは、レオとライアの間に、2匹の子供が産まれるところから始ま
ります。パンジャやレオの小さい頃のエピソードなんかは、ばっさりとカットし
てあります。大胆ですね。まあ、この壮大な原作を映画化するのだから、仕方な
いのでしょうね。
見終えての感想はというと、絵はきれいでした。CGも多用していて、動きが
なめらかでした。ただ、CGとセルの合成が不自然で鼻についた所もありましたが
、まあ、あんなもんでしょ。
レオの大活躍・大冒険を期待して見たら、あれっ?と思うかもしれません。
なんせ前半の主人公は、レオの息子のルネなのですから。途中で主人公はレオに
変わりますが、あまり前面には出てこずに、人間の側からの方が多いでしょうね
。
とにかく、レオの子供時代の話がないものだから、レオはついに人間語をし
ゃべりませんでした。言葉なしでヒゲオヤジと交流していました。なんか普通の
ライオンみたい。もうちょっと王者らしくてもいいんじゃないかな。
全体的に思ったのは、スターウォーズのジェダイの復讐だけを、NHやES
Bを見ないで見たようなものだということすね。これだけでも楽しめるんだけど
、その前も見られたらもっとたのしいだろうな、という感じです。つまり、原作
読んでればもっと楽しめる、ということかな。
見終わってロビーに出たら、グッズ売場がオープンしてました。何か買わな
くちゃいけないという使命感を感じ、ず〜っと見てました。そして、レオとライ
アのペアのぬいぐるみを買いました。ペアで5100円でした。100円くらい
負けてくれてもいいのに。他にもノートやらテレカやらありました。また次回見
に行ったときに買いましょう。ねらいは5150円の腕時計です。
家に帰ってパンフレットを見たら、背表紙に丸い跡がついてました。こりゃ
不良品をつかまされたかな?と思ったら、それは綴じ込みで付いてたシングルCD
の型でした。テーマ曲のピアノ版だそうで、こういうおまけはうれしくなります
ね。さっそく聞いてみました。なかなかいいですよ。松たか子もいいけどね。
というわけで、「もののけ姫」も「ロストワールド」も見て、さあ次は何を
見ようかな?と考えてるならば、迷わずおすすめの一本でした。