パーキンソン病のリハビリテーション   → 戻る


注意:このホームページの著作権はすべて、七條文雄に所属します。このホームページの内容の一部あるいは全部を無断で使用することは禁止致します。しかし、極力、URLの変更は致しませんので、リンクおよび、文献への引用は歓迎致します(E-mailにてお知らせ下さい)。


理学療法】【作業療法】【言語聴覚療法】【摂食・嚥下障害への対策


基本指針: 日常生活の運動自体がリハビリテーションとなります。自分でできることは自分でしましょう。


【理学療法】   → 戻る

1) 関節可動域訓練、筋力増強訓練、ストレッチ訓練、バランス・歩行訓練など

2) リズム音刺激による歩行訓練が効果あり

3) 週2−3回の訓練で運動機能面は維持可能

4) 在宅での日常生活に運動訓練を取り入れる

5) 軽症では、リハビリの必要性無し!

6) 固縮や振戦の改善は無いがADLの改善有り


【作業療法】   → 戻る

1) 上肢の巧緻動作や認知動作、ADL動作の訓練など

2) 生活指導の導入

3) 住宅改造と自助具の工夫


【言語聴覚療法】   → 戻る

1) 構音障害の訓練

2) 在宅での言語訓練の指導が必要

3) 言語訓練と呼吸訓練を組み合わせた訓練が効果的


【摂食・嚥下障害への対策】   → 戻る

1) パーキンソン病では、ごく軽症の摂食・嚥下障害を含めると、stage 1で約半数、stage 2〜4で90%以上に障害がみられる。

2) 初期には無動と筋強剛(誤嚥なし)により準備期と口腔期の障害(舌や咀嚼筋の運動障害により食塊の形成不全と送り込み不良)と咽頭期の障害(通過障害)がみられる。

3) 末期には誤嚥から肺炎をきたす。

★ 水で誤嚥が生じる場合には、とろみ剤の追加を考える。