アブヴィル・キッズ JG26アドルフ・ガランド空戦録

 JG26、第26<シュラゲーター>戦闘航空団は開戦jから終戦まで、わずかな例外を除いて、西部戦線で英米と戦い続けた。名パイロットを多数擁し、ガランドに率いられたこの航空団は、西部戦線の航空戦力の主力であり、連合軍のパイロットたちからは<アブヴィル・キッズ>と恐れられた。

1939年5月1日 JG132がJG26と変更されて、公式の呼称は第26<シュラゲーター>戦闘航空団となった。フォン・シュライヒ大佐がデュッセルドルフに本部をおき指揮にあたった。
1939年9月1日 第2次世界大戦勃発。ドイツ軍のポーランド侵攻。JG26は本土防衛のため参加せず。
1939年9月28日 JG26初の戦果。Hs126偵察機の護衛にあたっていたビュルシュゲッズ少尉が国境付近でフランス軍のカーチス<ホーク>11機を攻撃。そのうちの1機を撃墜。
1939年12月18日 ヘルゴランド湾上空の迎撃戦。夜間戦闘のためにJG26内に発足された第10(夜間)中隊にシュタインホフ中尉が着任。機体は旧式のBf109Cであった。昼頃にヴィルヘルムスハーフェンの艦艇を爆撃するために、ウェリントン爆撃機約30機が飛来したが、警戒レーダーで直前に察知したため、軍港直前で会敵し、空中戦の結果、15機を撃墜または大破させた。以後、英爆撃隊は、夜間作戦のみに専従するようになった。後に、シュタインホフの中隊は、夜戦専用のJG2に吸収された。
1940年5月 侵攻作戦。6週間で、ベルギー・オランダ・ルクセンブルグとフランスが降伏。
1940年5月11日 JG26にとってはじめての本格的な航空戦を交える。第3中隊は、ホーク戦闘機6機撃墜、多数撃破、損害無し。第2中隊は、MS406と交戦し1機撃墜したが、ヘルフォッグ軍曹が撃墜され、戦闘による初めての損害となる。
1940年5月13日 第5中隊は、スツーカを攻撃中のデファイアントおよび護衛のスピットファイアーと交戦。5機と1機撃墜、損害1機。第2中隊は、ムールディック橋を爆撃に来たオランダ軍最後の爆撃機フォッカーT−V1機および護衛のフォッカーG−I2機と交戦。うちのT−VとG−I各1機を撃墜。
1940年5月18日 ドゥーエ〜カンブレー間で空戦。MS406を10機、ホークとハリケーン各1機を撃墜。損害1機。
1940年5月19日 第V飛行隊長クニュペル大尉戦死。戦果3機。
1940年5月24日及び27日 大規模な空中戦、10機撃墜。損害無し。
1940年5月28日 ダンケルク撤退作戦開始。第T飛行隊は16機のスピットファイアーと交戦、6機撃墜、損害1機。第U飛行隊はドーバー海峡上空でスピットとハリケーン各1機撃墜。第V飛行隊はオステンデ上空でハリケーン6機撃墜。ハリケーンとは垂直面で交戦すること−急降下とその加速を使った急上昇。スピットはBf109よりも上昇限度が高く、運動性が優れているので、やはり垂直面で戦うが、後ろに付かれたときはスプリットSで離脱をはかる。
1940年5月29日 橋頭堡パトロール中のハリケーンとスピット各2中隊と交戦。第U及びV飛行隊で10機撃墜。空中戦が展開されている間に、スツーカは無防備になった撤退作業中の駆逐艦や輸送船を爆撃、多大な戦果をあげる。
1940年5月31日 第T、第U飛行隊各1機。第V飛行隊、デファイアント3機、ハリケーン6機撃墜。この空戦でミュンヘベルク少尉が、1日として最高の4機を撃墜する。
1940年6月1日 激闘が続き、英軍の損害は5機だが、JG26は戦死2名、負傷2名、捕虜1名、落下傘降下2名の損害を出す。
1940年6月2日 さらに激闘が続く。第U飛行隊は、損害無しで6機撃墜。夕刻までには撤収作業は完了し、約33万名の兵士が英国に逃れた。空軍のみでイギリス大陸遠征軍を壊滅させると豪語していたゲーリングのもくろみは失敗に終わった。
1940年6月3日 パリの航空攻撃開始。
1940年6月4日 JG26はカレー周辺の飛行場に移動展開。
1940年6月6日 アドルフ・ガランド大尉着任。第V飛行隊長を拝命。
1940年6月22日 フランスが降伏。この間の戦果は、160機。損害は、戦死17名、事故死2名、捕虜3名、負傷12名だった。
1940年6月26日〜7月20日 本国に帰還。直前に機種の転換があり、Bf109E−3からE−4になった。一部、E−4Nが配備。



海峡攻撃とヤクトフライ
1940年7月24日 英本土への初出撃。ドーバー海峡を通ってテムズ川河口へ石炭を運ぶ小船団をKG2のDo17の2個中隊が爆撃する。第V飛行隊40機がその護衛につく。   
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英側はロチフォードから第54中隊のスピットがタイミング良く迎撃し、戦闘が始まった。続いてマンストンから第65中隊のスピット6機がが迎撃にあがったが、ドルニエの密集編隊の防御にはばまれ、損害を与えられなかった。戦果はガランドの1機を含めて撃墜2機のみ。損害も2機。帰投後、ガランドは第V飛行隊の戦闘について不満をあらわし、イギリス軍の手強さを認識した。


1940年7月25日 新たに設置されたレーダーと無線傍受装置により、イギリス船団がもっとも脆弱なときに攻撃をかけることが可能になった。この日、CW8船団が発見され、Ju87による三波の攻撃が実施された。JG26はおのおのの攻撃隊に対して、飛行隊を一個づつ護衛に付けた。
 ガランドの第V飛行隊が護衛する第1波は、護衛戦闘機なしの状況の船団を発見、攻撃に移った。このとき第54中隊のスピット5機がドーバー上空を哨戒しており、ただちにJu87の攻撃に向かったが、すぐにメッサーに襲いかかられた。このときには、ガランドは1機仕留めた。さらに、爆撃後上昇に移ったJu87を攻撃するつもりで、第64中隊のスピットが低空で待ち伏せしていたが、これにも上空から襲いかかった。結局この日の第V飛行隊の戦果はスピットの撃墜が5機だった。JG26での合計は、撃墜8機、撃破7機であった。
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 このCW8船団は、翌朝までに、スツーカとEボートの攻撃で、半数が撃沈され、イギリス海軍省は商船のドーバー海峡の昼間航行を停止し、ドーバー港の駆逐艦隊も撤収した。
※スツーカが英本土に進入して具合が悪いので、飛行経路を変更しました。それと、スツーカがどうしても船舶攻撃してくれないのですが、ご勘弁を(00.11.26夜改訂)

            
                                                  メッサーシュミットBf109E−3/JG26

 このスクリーンショットは、アトリエシバのゆめちゃんからいただいたものです。Papangue Virtual Aircraftを教えていただきました。このサイトには、メッサーシュミットBf109Eと、ハリケーンT型のバリエーションがそれぞれいくつかあります。
 この時期には、JG26はBf109E−4が主装備であった。E−3との違いは、翼内機関砲をMG−FF/MMに装換したことと、防弾全面風防が標準装備されたことである。派生型のE4/Nは、高々度性能を上げるために、エンジンをDB601AからDB601Nに装換したのだが、ガソリンがドイツでは入手しにくい96オクタンを使用せねばならず、少数機しか作られなかった。JG26はそれを配備された、数少ない戦闘航空団であった。

 ドイツの戦闘航空団の編成について:空戦の最小単位は2機からなるロッテである。戦術的な単位はメルダースが編み出した「フィンガーフォー」の4機編隊シュヴァルムである。このシュヴァルム3組が横にV字に並んだのが、標準的な飛行中隊シュタッフェルである。本部小隊シュタップ4機と3つの飛行中隊が後に行くほど徐々に高い位置に縦列に並んだのが飛行隊グルッペである。この飛行隊が3個で戦闘航空団ヤクトゲシュヴァーダーである。航空団指令は部隊の先頭に立って飛ぶように求められていたので、ガランドの本部小隊が飛行するときには、T/U/V飛行隊のいずれかを順番に親衛隊として率いていた。
 これに対して、イギリスの戦闘機コマンドの戦術単位は相変わらず3機のV字編隊で、最大の戦闘編隊は12機からなる飛行中隊スコードロンであった。



1940年7月28日 爆撃機をおとりに使って、敵の戦闘機をおびき寄せ、撃滅をはかる作戦が立てられた。ドーバーを目指す爆撃機隊を迎撃するために、第74<タイガー>飛行中隊のスピットと、第257飛行中隊のハリケーンが緊急発進した。英戦闘機が接近してくると、爆撃隊はすぐにフランスの基地へ引き返し、護衛のメルダースのJG51が正面に残され戦闘になった。さらに第41飛行中隊が緊急発進したが、太陽を背にしたガランドとV/JG26に襲いかかられた。戦果の合計はスピット5機、他にミュンヘベルクがハリケーンを1機撃破した。
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 以後、8月7日まで、海峡の船舶攻撃が継続され、またフランス北部へは陸軍が結集ししつあった。この間、JG26の損害は皆無であった。
ガランドは撃墜数が17機となり、ケッセルリング上級大将より騎士十字章を授与された。

※自分で空中戦をやっていて気が付いたのだが、ガランドが撃墜されてしまう場合があることが判明しました。彼が死んでしまったのでは都合が悪いので、playerをガランドにした版をこしらえました。ファイル名のみの変更です。ゲーム自体は変えてはいません。なお、cc02とcc03でガランドのスペルが間違っていたので訂正しました。Gallandが正しいです。(00.11.28)
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大戦を戦い続けると、膨大なミッションが出来そうです。とんでもなく縦長のページになりそう・・・。乞うご期待。