帰路、帰り道の駄賃とばかりに唐招提寺に寄る。目的は瓊花(ケイカ)。、中国伝来の花だ。
ガクアジサイに似ているが、花弁が5枚なのが違っている。
背後にはオオデマリが満開で、おなじような純白の花なのだが、甘い匂いが漂っており、柄もいえない雰囲気だ。奈良公園はすさまじい人出だったのだが、この唐招提寺には人影はまばら。ゆったりした気分に浸れて、旅人には良い感じだ。
ツツジの花もほとんど終わりかけていた。なんという名前だか知らないけれど、花びらの長いのが木々の若葉に映えていた。
若葉して おん目のしずく ぬぐわばや
芭蕉の句がまばゆい。