後半は、藤野氏の舌の調子も上がってきて、聴衆の笑いを引き出す面白いものになってきた。聴衆との実距離が全くないのだから、この方が断然楽しい。楽器の紹介をすることも、子ども達にはいいことでしょう。ただし楽器の知識も充分に身につけて。フリューゲル・ホルンはコルネットの親類かな。サクソルン属では無いと思うが。ホースホルンも面白い企画だった。あれが水道管に使っている塩ビのパイプだったらどんなだったでしょうかね。少し古い録音だけれど、ホフナング音楽祭っていうのがあって、それでは水道ホースでレオポルド・モーツァルトのコンチェルトをやっていた。ナチュラルホルンも引っぱり出してきていたのだから、そっちの方もききたかったです。終盤になるほどノリが良くなっていて、トランペットのお二人などは実によく鳴っていた。やっぱりうまい。近頃は、高校生の演奏ばかり聴いていたものだから、なおさらだ。
終演後、日本画の展覧会を見てきた。なんとしたことか、画家の名前を一人も知らないのだ。自分の無知に驚く。それなりに名前の通った画家とその作品を展示しているのだろうから、日本画に対しては、自分は全くのオンチなのだ。少し勉強しなくては。ただ、どの絵も画一的な感じがして、これはと惹かれるような作品も無かったのだが。
ベートーベンが描かれている。ケーヴェリッヒ醸造所のもので、ここはベートーベンの母親の里ということだ。右端のを味見したが、中甘で、わりとさっぱりしていて、とても飲みやすい。残りは後ほどに。
2本、さくらの木があって、住職さんのお話だと、親子だそうな。そして親が先に咲いて、子が後から咲く。これは親の方。いずれもかなりの老木で、それはそれは見事なものだ。写真技術が最低で申し訳ない。
ゲートを入るとすぐにこの花壇が目に付く。この写真のすぐ横に、ムスカリが植えられいるのだが、うちでは2,3本の鉢植えだとそうは思わないのだが、たくさん植えるとインパクトがある。
柳の新芽が何とも言えない風情を醸し出している。この日、桜はまだまだ開いてくれそうに無かった。今年は遅いのだろうか?京都からの便りでは、嵐山の桜は、つぼみが堅いとのことだ。
若いカップルと小さい子どもを連れた家族ずれがほとんどだ。こちらも中年ながら夫婦ずれだから、まぁいいか。