日々のことなど 2001年4月


2001年4月22日 昨夜降り続いた雨も上がり、今日も快晴。またしても花を求めて、出撃。
 脇町の山間に、芝桜の名所があります。隠れた名所ですね。新聞紙面には、載ることがあるのですが、観光関係では、あまりないと思います。

                   

 脇町から、塩江温泉(高松)方面へ向かって、まもなくの所を山間に入っていきます。道路はちょいと狭いです。対向がやっと、スピードに注意して下さい。駐車場は上にもありますが、私は初めてだったので、少し手前に、10台くらいのスペースがあり、1マス開いていたのでそこに止めました。
 現場に着くなり、それは感動ものでした。下から見上げると、そこには花のカーペット、文字通り花の絨毯が広げられています。

           

 見頃はゴールデンウィークまでとか。藤川さんというお宅の、裏山に、芝桜の花壇を作っているのです。ここまで育成するのに、10年かかったそうです。冬場の寒さよりも、夏場の方が大変です。多分、水の苦労が有るのでは?自宅の駐車場で、案内をしていた、当主のお話です。
 余談ですが、個人のお庭です。それを解放して下さっているのですから、環境保全には、十分な注意を払いましょう。

 さらにボタン。下の、徳島のボタン寺4ヶ寺。回ってきました。ハンをついてもらわなかったけれども。奈良の長谷寺を過去に見ているだけに、物足りなさもありましたが、なにぶんにも地元です。
 最後が、徳島ではそれなりに有名な、鳴門の観音寺に行きました。

         

 ボタンという花は、開花時期が品種によって少しづつ違っているので、タイミングが非常に難しい。完全に終わっているのも有れば、まだまだ堅いつぼみもあるというぐあいです。それと、昨夜の雨で、花が痛んでいました。このお寺さんでは、雨よけを施しているので、まだしも良いようでした。
 庭をぐるっと1周するようになっているのですが、最高のポイントは、やはり客間からの眺めでしょう。私が行ったときも、かなりな人が来ていたのですが、堂内に上がってくる人はいませんでした。本堂で、ご本尊を拝し、それから客間でお庭を頂く。それが筋道でしょうのに。



2001年4月15日 本日も快晴なり。早くも新聞紙面には、ボタンの記事が出ていました。早いすぎりとは思ったけれど、下の記述にある神宮寺の出かけました。

               

 見事なものです。古木の方が、早いようですね。若木の方は、もう少し先です。

               

 我ながら、良い構図にできたつもり?この神宮寺、下の全景写真では、草葺きの本堂が見えていますが、銀杏の芽がふいてきたので、もう少したてば、見えなくなるでしょう。

 あちこち走っている途中の石井町で、キンセンカのお花畑を見つけました。花を栽培している農家が、水田に種をまいたのでしょう。後ろのビニールハウスの中には、ストックやかすみ草が満開で、こちらもきれいでした。直売所(農民市場)では、ストック3本で80円、キャベツ1ヶ80円など。

           

 徳島はもう、若葉の季節です。鯉のぼりが大空を泳いでいます。

              



2001年4月7日 引っ越しの荷物に、もれがあり、奈良まで車で出かけることになった。初めての単独飛行です。湾岸線が、USJの影響で混雑していないか心配だったけれど、朝早かったのかどうか、全く混んでいなかった。約3時間、行程180km程度で到着。
 TVの配線のやり換えとか、組み立て家具の点検などを終えると、男親の任務は終了なので、脱走を企て、奈良町の探索に出撃。
 昼に、集合がかかり、飯を食いに東向通りへ。食後は奈良見物に。先週来たときに見つけたという、しだれ桜を見に行くことになった。地理不案内な子供の先導で、行き着いたところが、東大寺の手前の氷室社である。場所的には、何ほどのこともないのだ。

         

 全く持って、見事の一言。花の盛りを過ぎているのが、いかにも残念。見物人も多く、カメラを構えた人もたくさんいた。いずれかの展覧会のネタになるのだろうて。
 二月堂まで、花を追いかけたが、人が多かったのは、大仏殿まで。二月堂からの眺めは、値千金。
 
 下ってきて、博物館のところで、またしても離脱を謀る。420円也の入場料でチケット買って、入り口をくぐったとたんに目に入ったのは、唐招提寺の薬師如来立像。こうしてむき出しにされると、さらにその大きさが強調される。お寺にあったときには、正面からしか拝むことが出来なかったが、ここでは、周囲から、間近に拝むことができます。有り難いことです。
 唐招提寺の金堂は、現在大修理中で、完成までに10年かかるとされています。だから去年、時間を工面して、けんちゃんとお参りに行って来たところです。それが、またここで再開できるとは。
 他に、浄土寺の阿弥陀如来立像がありました。こちらも、去年の夏、行った所。本堂内の坐す三尊。格子窓から入る照り返しの光が、屋根裏の木材の朱を踊らせる。そんな想いがよみがえりました。
 ところが、この阿弥陀様は、それではない。ボランティアの先生にお聞きしたところ、各地を巡業するための仏様とのこと。
 老紳士の先生に、いろいろとお教え願いました。ありがたいことです。わたしも、あのようになりたいものだ。

 夕食後、またしても奈良公園の探索に出撃。興福寺五重塔のライトアップが楽しめました。お月様が程良い位置にいて、グー。

                            

 デジカメをオートモードにして、支柱の上にしっかり固定してパチリ。まぁまぁの写真でしょう。ところで、娘が怖がっていた鹿は、いったいどこへ消えてしまったのでしょうか?あれだけいたのに、一匹もいませんね。人間と違って、夜遊びはしないのでしょう。



2001年4月1日 子供達は奈良へ行ってしまって、親だけの桜見物になってしまった。日よりは良し、車は新車、いづこへかでかけむ。

                 

 四国霊場第8番熊谷寺山門。しばしば登場しているが、山門(仁王門)の写真ははじめてのはず。構図は良いのだが、露出が合っていないようで(笑)。徳島では、この2層の山門は、もっとも規模が大きい部類に属し、寺域からはほんの少し離れて、田畑の中にある姿は、孤高の巨人のようです。
 境内は、巡礼の車でいっぱいで、遍路の季節の真っ盛り。写真を何枚か撮っただけで退散。

 東へ、7番札所に向かって少し走って右手に、神宮寺と言う寺があります。以前から気になっていたのだが、機会が無くて行けなかったのだが、寄り道してみました。

        

 草葺きの本堂がすがすがしくて、閑静な感じが気になっていたのです。札所のにぎわいに比べて、ここには来客はありません。わずか数百メートルしか離れていないのに。
 手入れが行き届いて、箒の掃くき目さえもくっきりしています。ご住職のご母堂と奥方とおぼしき人が、庭の手入れをしていて、世間話などをしているところに、職務より帰られたご住職が、作業着姿で登場。
 庭には、ボタンが数多く植えられていて、徳島の北路の4カ寺合同でボタンの企画があるとのこと。パンフレットを出してきてくれました。4月の20日くらいからが、見頃だそうです。ボタンに関する話を、長々と拝聴しました。
 またこの寺は、阿波北嶺薬師33カ所の第1番です。こちらのほうも、巡礼を奨められました。ガン封じの御利益があります。ただし、四国霊場と違って、有名なお寺ではないから、初心者では、地理案内が不安なのと、狭い道路しか無いところがあるそうです。
 ボタンが咲く頃には、一度行ってみるべきでしょうね。



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