日々のことなど 1999年10月                                          11月へ進む  
1999年10月30,31日 連ちゃんで京都へ行ってきた。オランジュリー美術館展を見るために。日曜日に朝駆けをしたのだが、すごい行列で、中もごった返していた。ルノワールばっかりを、段取りよく見たから、十二分に堪能したが、それにしても、あんなに人が集まるものだ。
土曜日は、東寺だけだったが、広いのであちこち駆け回っているうちに、二時間も居てしまった。宝の山なのに、人が不思議と少ない。
日曜日は、美術館の後、永観堂へ歩いていった。残念ながら、紅葉はまだ早い。「見返り阿弥陀如来」はこぶりながら、いい仏像だ。法然院まで哲学の道を歩く。デジカメを提げたおじさん一人は、端から見ると滑稽だろうて。京都祭りで、移動が困難らしいから、大津へ方向転換して、三井寺(園城寺) へゆく。京都駅から230円の距離なのに、人影が極端に少ない。穴場発見。次回は、坂本へんを攻めよう。

    

三井寺にもかえでの木がたくさん植わっているが、やっと見つけたのがこの一本だけ。紅葉までもうすこしだ。



1999年10月23,24日 大和へ行って来た。唐招提寺の金堂が大修理のために当分見えなくなるという情報が入ったので、生きている内になどと思って、法隆寺の夢殿救世(ぐぜ)観音の開帳だったので、いいタイミングであった。中央部もほぼ攻略出来た。お盆に南部を巡ってきたので、残すは北部だけだ。春に浄瑠璃寺に行ってみたい。大和紀行を書かねばならない。

    

大安寺。かつて奈良時代には、南都七大寺の雄であったが、今やこのお堂を残すのみ。今回の探索隊で、唯一住職さんと、わずかではあるがお話が出来た。お若いながら、宗教活動にご熱心な方とお見受けした。

   

法隆寺。百済観音などの宝物が、新しい建築物<百済観音堂>に引っ越ししていた。えらいピカピカの建物があるなと思ったら、それだった。
この写真は、そこから出てきたところ。構図的に満足。



1999年10月22日 平日は、仕事ばっかしやっているせいか、これと言って書くべき内容がない。こんな調子で、今まで49年も生きていたのだ。明日は、例の友人と、第二次奈良探査隊を組織する。翌朝6時に迎えに来る手はずになっている。
 その友人だが、パソコンを買いたいといって、昼間20万円持って来ていたので、OAプラザの広告に出ていた99800円の物を薦め、買いにやらせたのだが、いまいちお気に召さず、買わずに帰ったらしい。夜の8時頃に電話がかかってきて、飲んだくれた声で、明朝迎えに行きますとのこと。行きつけの寿司屋さんから電話している。パソコン代が酒に化けているようだ。お前、何考えているんだ。
 バッハばかり聴いていたので、気分転換にショパンを引っぱり出した。カツァリスで聴き始めたのだが、ワルツになって、どうも気に入らなくて、フランソワに転向。気分が落ち着く。一見軽く弾きとばしたようなフランソワのピアノ、実はすごく余裕があるのだろう。だから、聴くほうも、リラックスできるのだ。


1999年10月17日 鳴門の従兄弟のゆわたりに行く。
 FMでショパンの特集をやっている。一曲目に、コンチェルト・アレグロ、本来は協奏曲第3番を企画していたらしいが、この楽章のみが、ピアノスケッチで残された。オーケストラ部分とピアノソロ部分が明瞭に聞き分けられる。家捜ししたら、オケ用に編曲されたCDが出てきた。ニコデが編曲しているのだが、下手。ショパン自身も上手くないから、似たり寄ったりか。自分で想像していたのと、随分と違う。


1999年10月16日 知人が、徳島城博物館の企画展に、アンティークを出品しているので、いっしょに見に行った。「家にあるときには、がらくた同様の扱いを受けていたのであるが、しかるべき所に展示されると、貴重な宝物に見えるから不思議だ。」知人の言。
 とりあえずの予定もないので、丈六寺へ行くことにした。もののみごとに、訪れる人もない。<徳島の法隆寺>と呼ばれているのに、だ。宝物館も閉まっており、3人以上でなければ、開けてもらえないらしい。聖観音座像に案内する。ほこりが溜まって、ありがたみが半減。お堂が道路の横にあるから、開口部から土埃などが多く入ってくるので、仕方ないのだろうけれど。まだ若い大工さんが、見習いさんらしい若者に指導しながら、回廊の、痛んだ柱を修理していた。本来なら、大修理が必要なくらい痛んでいるのだが、予算がなくて、小手先だけの修理をしているのだそうだ。
 帰路、常楽寺へ寄る。こちらは、本坊を建築中で、大勢の大工さんで活気着いていた。遍路さんが、ひっきりなしにお参りに来ている。住職さんに会うことができたので、立ち話などする。


1999年10月15日 昨日の銀行株の急上昇は、さくら銀行と住友銀行の合併話のためであった。日本版ビッグバンに備えて、金融業界や生保業界が合従連衡(がっしょうれんこう)を画策している。株価の方は、しかし、本日は急降下。
 朝から、バッハのオルガン曲ばかりかけていたら、クレームがついた。抹香臭くて、仕事のじゃま。しかたなく、コンチェルトに切り替え。トン・コープマンのオルガンは、癖のある(いい意味での)演奏で、以外と飽きが来ず、一気に全部聴けそうだ。ブランデンブルグを演奏している、イル・ジャルディーノ・アルモニコも、従来の枠からはみ出て好き勝手にやっていて、これもおもしろく、2回もかけてしまった。


1999年10月14日 一転して、涼しい日だった。
 さくら銀行がストップ高でできず。銀行株だけが、上昇している。バッハ2000の支払いのために、先週末に手放した。1週間待てば、もう一組買えたのに。景気が悪いって言うのになぁ。世の中どうなっとんじゃ。三菱自動車もマツダも、注文が減っていく。キャンセル続き。waiの会社は沈没しそうだ。


1999年10月13日 いつになったら秋に成るのだろう。本日の最高気温、29.8度。ラジオで言っていた。


1999年10月12日 コールドストリームについて、ネット上で検索。あちゃら語サイトからだから、いまいち解っていないのだが、名誉革命の後に創設された、英国王の親衛隊すなわち近衛兵からであって、コールドストリーム(隊)と呼ばれた。ナポレオン戦争にも従軍しているし、現代では、戦車で武装されている。この連隊に付属する音楽隊である。(間違っていたら、教えて。)
 たまには、ビートルズを聴きながら。金成人の娘に<レット イット ビー>と<アビーロード>のLPを貸したら、気に入って、しばらく貸して欲しいとのこと。CDよりもLPのほうが、お気に入りらしい。聞き込んで、すり減っているから、音は悪い筈なんだけれども。確かに、ジャケットは、インテリアにはいいと思う。


1999年10月11日 キンモクセイの香りが、漂っている。さすがに、秋祭りのシーズンだな。
 昼から、文化の森へ、英国近衛連隊コールドストリーム軍楽隊(Regimental Band Coldstream Guards)のパレードを見に行った。レッドコートの本物は、そうそう見られないだろう。
 夜は、そのコンサート。うまいっ。トランペットが1本だけで、コルネット6本使っている。どんな理由でなのだろう。チューバはEs管、持ち歩きの関係か。冒頭にファンファーレがあって、旗の垂れ下がった、ながーいトランペット、ピストン付き、これがピッコロかな?コルネットのソロの曲のあったが、別の曲で、その演奏者が、ピストンがなくて、朝顔も小さい、棒のようなトランペットを吹きながら、あちこち飛び歩いていた。茶目っ気たっぷり。ユーフォニウムのソロの曲があって、これまた、すごく早いパッセージを二人で掛け合っていた。ただただ恐れ入るばかり。アンコールしてくれ、2回聴けた。バグパイプも登場してきて、英国色たっぷり。
 ただで、これだけ聴かせてもらえるとは、実にありがたい演奏会であった。

     

 バッキンガム宮殿を護衛する近衛連隊には、五つの軍楽隊がある。グレナダ、スコッチ、ウェールズ、アイリッシュ、そしてこのコールドストリームであり、このバンドが歴史が最も古く、1785年の創設である。ナポレオンが世に出る直前の時代にあたる。
 50名で編成されており、今回の演奏はFl*2,Ob*1、Cl*8,Sax*2,Hr*4,Trb*5,Cornet*7,B−Trb*1、Eup*2,Tub*4,Fg*1、Cb*1,バグパイプ*1、Perc*3、ドラムメジャー*1、指揮D・J・マーシャル少佐である。



1999年10月10日 夜、友人から電話がかかってきた。「NHK教育で法隆寺百済観音をやってるぞ」。次回には、法隆寺へ行くか?
 9時からは、壇ふみさんのクラシックの時間。N響の録画からいろいろと拾って、放映してくれる。トランペットが、ピストンを使ったり、ロータリーを使ったりしている。どんなふうに使い分けているのだろう。
 10時からは、黒田恭一さんで、20世紀の名演と言うタイトルで、見てしまった。テレビなど、めったに見ないのだが。ニキッシュ、フルトヴェングラー、トスカニーニの映像が出てきた。来日組では、チェリビダッケ、カラヤン、ベーム、アンセルメ、ボスコフスキーなど。結構、有名人が来ていたのだ。ほとんどの人は、現存しないけれど。


1999年10月9日 バンドジャーナル11月号を買ってきた。四国大会の演奏の直後に撮っっていた北高吹奏楽部の中から、クラリネットのセクションの写真が掲載されている。発表前から、ダメ印のXサインをするなって!
 バッハ2000を購入。聴きの苦しみを味わうか。153枚。 

1999年10月8日 やっとのことで、待望のダツラ(エンジェルストランペットが咲いた。今年2回目だか、花の数が桁違いに違う。我が家でも、あちらこちらに植えて育てているし、知人にもあちこち配布していたが、どな家でも同じように、昨日今日あたりから、咲き始めているとのことだ。夕方から咲き始めて、強烈な香りを放つ。翌朝になると、衰弱しているが、夕方になると復活し、色も濃くなる。2日か3日は楽しめる。
 <我が家の花壇>今年の成功作を、まとめてみました。(少し重いと思います)


1999年10月5日 またまた、HP作りの元気が帰ってきた。しかしそれにつけても、仕事がヒマじゃのう。景気の方は、どうなっとんじゃ?
掲示板を新設、と言っても、無料の借り物だが。あっきょ兄のように、自作できればいいが、残念ながら知識が欠乏していて、でっきましえん。
やる気が出てきたので、ジャケットなどを何枚かスキャン。貼り付けると、ちっとはましなページに変身(だといいのだが)
 


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