日々のことなど 1999年11月 

1999年11月28日 またしても、もみじの続き。今日は、瑞厳寺と丈六寺へ行ってきた。途中、蔵本グラウンドに真っ赤になっている並木があった。何の木だかは無知なためごめんなさい。実物は、もっともっと綺麗だった。写りの悪さは、天気の具合と、デジカメの性能の低さのせいにしておこう。
    
     

 帰りに、名東軒でラーメンを食する。中途半端な時間なのに、大勢入っている。スープは濃厚、豚肉は味付けが更に濃い。と、モヤシ。肉玉小で600円也。(wai好み)



1999年11月23日 ケンペのワルキューレを聴く。ジークムントを歌っているヴィントガッセンが、絶不調。最低最悪。声が全く出ていない。ワルキューレを歌っている、期待のヴァルナイも、この頃になるとお年かどうか、無理に声を絞り出している感じで、ただに叫んでいるような聞こえる。ケンペの指揮も、ちょとだけクラウスと聴き比べてみたが、おとなしすぎる。記録としての価値は有るだろうが、期待はずれであった。


1999年11月21日 またまたもみじを求めて、剣山をめざした。途中に鳴滝・土釜と言うところがあり、楓の木がたくさん生えているので、どんなかなと思い、走ってみた。が、よろしくない。去年、京都の高雄や貴船で見たもみじが最高に良かったから、今年も県内で探してみたが、おそらくダメだろう。更に数キロ上ったところに、もう1カ所あてがあったので行ってみた。まあまあこんなものだろう。

      



1999年11月20日 久々にCDを仕入れに、アートレコードへ出撃する。ケンペのリングをGET。14枚組、9800円也。黄昏を少しだけ聞いたが、ノリが悪い。録音も60年にしては悪い。聴き通せるかどうか不安。前回のクナの黄昏も、感動が薄かったから、なおさらだ。
 夜に、バッハを50枚ほどひっさげて叔父貴のところへいき、クラシック談義。ソナタ形式に話が及んだところで、古典派において、第2主題の扱いが、5度または平行調であるが、ベートーベンは、中期の作品から、3度を使っているという話を聞いた。確認の必要がある。ロマン派においては、皆さん好き勝手にやっているが、その発端がベートーベンに発しているのか?仮にそうであれば、それで当然な気がする。
 帰りがけに、有田正広とイルジャルディーノアルモニコを見つけたので、借りて帰る。
 有田さんの演奏は、超絶というほどのものではないが、その演奏姿勢が素晴らしいので、注目してみようと思っている。
 アルモニコは、とんでもない演奏をする団体で、バッハ全集ににもはいっていたが、借りた<四季>は、全くむちゃくちゃな度肝を抜かれる演奏で、おもしろいには違いないが、たとえば、BGMとして繰り返しきくとなれば、ちょっと耳障りであろう。でもおもしろい。


1999年11月16日 今年も獅子座流星群の日になってきた。17日の深夜から18日の明け方が良いらしい。去年は、遅くまで頑張ったけれど、雲にさえぎられて、見ることが出来なかった。もっとも前情報が間違っていて、日本では、昼間が最高潮だったらしい。結局、2日ほど、適当に張り付いて、1個確認しただけだった。今年は、どんなだろう?
 16日、22時現在、厚い雲が、飛んでいる。天頂は快晴で木星が輝いているが、肝心の東方にはずっと雲が張り付いている。やばいかも。

 インターネットエクスプローラーで我がHPを見てみたが、文字化けが随所に見受けられる。矯正の方法は有るのだろうか?



1999年11月14日 高文祭吹奏楽部門を、鳴門文化会館へ聴きに行く。今回は、北高吹奏楽部OB5人衆といっしょだった。熱心な子たちだ。大学受験が控えているにもかかわらず、縁が切れないのか。大丈夫なんだろうな?
午後の部しか聴けなかったが、京都菟道高等学校の演奏が上出来だった。部員数も多いし、指揮をしている先生がのりのりで、動きもきびきびしていて、うまいところは何か違う。
 閉会式まで付き合わされた。開会式のセレモニー満点とは違って、観衆も少ないし、お祭りムードが全くなかった。他府県から大勢来てくれていたのに、寂しいな。


1999年11月13日 箸蔵さんの紅葉が新聞に出ていたというので、出撃。四国八十八ヶ所奥の院などと言われるが、歴史的な遺物はないようだ。新鋭のロープウェイで昇ると、眼下に<そら>地方が広がる。中程で、真新しい屋根瓦の仁王門の上空を通過する。
(注)そら:徳島県では、我々の住んでいる徳島平野から見て、脇や美馬や池田などの吉野川上流地域のことを、<そら>と呼ぶ。ところが、池田へ行くと、もっと山奥のことを<そら>と呼ぶらしい。この言葉は、古代から使われていた。
長くて急な石段を登ると、金比羅大権現を祀った本堂があり、その左右は広い平地になっているから、かつては何らかの堂宇があったのかも知れない。一番西に位置するところに、平成の建築になる御影堂があり、それが八十八ヶ所奥の院の唯一の証でもあるかのようだ。

     

写真の技術も最低(涙)だが、絵になるような紅葉はなかった。今年は不作のようだ。



1999年11月11日 11が続く日だ。ラジオでごちゃごちゃ言っていた。
バッハのカンタータを聴いている。今日はたぶん6枚目。聴き始めると、耳がそれになじむのか、他の曲を聴きたくない。モーツァルトのPコンにかけけてみたが、なんかしっくりこない。聖俗あわせると70枚あまりあるが、いっきに聴けそうな気がする。すでに20数枚はこなしているから、大丈夫でしょう。楽器編成なども、バラエティに富んでいるから、以外と飽きが来ない。


1999年11月7日 高文祭の部門で、市民体育館でマーチングバンド・バトントワリングの前半を見に行く。城の内高校がトップバッターで始まる。彼らマーチングバンドの音作りは、とにかく鳴らせって感じで、北高吹奏楽部などとはまた違っているようだ。爽快だ。ただこれが舞台の上に上がると、フォルッテッシモだけの単調な演奏になるから、コンクールなどでは、まずいだろうて。
郷文では、絵画・書道を見た。天才は見つからなかった。上手いけれども。


1999年11月6日 近畿高等学校総合文化祭開会式を見に行ってきた。偶然か当然か、伝説のOBたちと一緒になる。ごちゃごちゃといろんなセレモニーのオンパレードで、まあそれでも良いのだろうが、感動というにはほど遠い。

1999年11月3日 ルノワールの<ピアノを弾く少女>について。何年か前に、オルセー美術館展で見てきたが、同じ構図で、オランジュリー美術館展でも、メインのように扱われていた。調べてみたら、同じ材料で、4作ほど描いている。むろん、オルセーのものが代表作である。こちら、オランジュリーのは、手抜きしているようにも感じで、インパクトがぐっと弱い。少女達の配置や表情が少しだが、違っている。
 <ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ロルレ>の方がよかった。 


1999年11月2日 大津は古代に、天智天皇の近江の宮があったところだ。
万葉集に、柿本人麻呂の歌、
      近江の海夕波千鳥汝が鳴けば 心もしのにいにしへ思ほゆ
千載集には、詠み人知らず、実は都落ちする薩摩守平忠盛だが、
      さざ波の滋賀の都は荒れにしを 昔ながらの山桜かな
の歌が思い起こされる。また、もう少し北の方になるが、
金葉集、源俊頼
      うづらなく真野の入江の浜風に尾花なみよる秋のゆうぐれ
これも、好きな歌のひとつだ。



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