【カ】


ガーシュイン、ジョージ(1898−1937アメリカ)



カタラーニアルフレード(1854−1893 イタリア) 音楽家の家庭に生まれ、パリ音楽院とミラノ音楽院で学ぶ。ワーグナーに傾倒した作品によって名をなしたが、トスカニーニにより初演された<エドメア>などの作品は、十分な評価が得られなかった。プッチーニと同時代でライバル同士であったが、早死にしたために、知名度が低い。  

<ラ・ファルチェ  La Falce>(1875)

<エルダ  Elda>(1880);後年、<ローレライ>に改作

<デジャニーチェ  Dejanice>(1883)
   ラータム=ケーニヒ(指)/ルッカ・ジーリオ歌劇場o.[BONGIBANNI]

<エドメーア  Edomea>(1886)
   ベルナルト(指)/ルッカ・ジーリオ歌劇場o.[BONGIBANNI]

<ローレライ  Loreley>(1890)
   アンノヴァッツィ(指)/ルッカ・ジーリオ歌劇場o.[BONGIBANNI]
  
<ヴァリー  La wally>(1892)
   1.テバルディ、モナコ、クレヴァ(指)/モンテ・カルロ歌劇場o.[L]
   2.テバルディ、バジーレ(指)/ローマ・イタリア放送交響楽団  [FONIT CETRA]



キュネッケ、エードゥアルト(1885−1953 ドイツ) オペレッタ作曲家として成功。他に、映画音楽や器楽作品など。

どこかのいとこ Der Vetter aus Dingsda>(初演1921 ベルリン)

<幸福な旅 Gluckiche Reise>(しょえん1932 ベルリン)

<女大罪人 Die grosse Sunderin>(初演1935 ベルリン)



グノー、シャルル(1818−1893 フランス) 19世紀後半のフランスロマン派歌劇の最も知られた作曲家。管弦楽曲、室内楽、ピアノ曲、合唱曲、歌曲など。

サッフォー Sapho>(初演1951、改訂版初演’84 パリ)

<血まみれの修道女 La nonne sanglante>(初演1854 パリ)

いやいやながら医者にされ Le medecin malgre lui>(初演1857 パリ) オペラコミック

<ファウスト Faust>(初演1859 パリ)

<フィレモンとボーシス Philemon et Baucis>(初演1860 パリ)

<鳩 La colombe>(初演1860 バーデンバーデン)

<シバの女王 La reine de Saba>(初演1862 パリ)

ミレイユ Mireille>(初演1864 パリ)

ロメオとジュリエット Romeo et Juliette>(初演1867 改訂版’88 パリ) 改訂版でバレーを加えた。

<サン・マール Cinq-Mars>(初演1877 パリ)

<ポリュークト Polyeucte>(初演1878 パリ)

<サモラの貢ぎ物 Le tribut de Zamora>(初演1881 パリ)

<ピエール師 Maitre Pierre>(未完) 



グラウン、カール・ハインリッヒ(1704−59 ドイツ) プロイセンのフリードリッヒ皇太子(後の大王)の宮廷に招かれ、後に楽長となる。28曲の歌劇をはじめ、多くの器楽曲や、教会カンタータを含む宗教音楽を作曲。

<ブリタンニコ Britannico>(初演1751 ベルリン)

モンテズマ Montezuma>(初演1755 ベルリン)



グリーグ、エドヴァルド(1843−1907 ノルウェー) ノルウェー国民楽派の第1人者。ライプツィヒ音楽院に学び、ドイツロマン派の影響を受けた。1873年にオペラ<オラヴ・トリグヴァソン>に着手したが、未完に終わる。そのスケッチは、3つのシーンとピアノ曲Op50にまとめられた。

<オラヴ・トリグヴァソン>断片より<独唱、合唱、管弦楽による3つのシーン>Op50(1889)
     ドレイヤー(指)/オスロPh合唱団、ロンドン交響楽団  [UNICORN−KANCHANA]

<オラヴ・トリグヴァソン>断片より ピアノ曲<祈り><寺院の踊り>Op50(1889)
     ステーン=ノックレベルグ(Pf) [NAXOS]



グリンカ、ミハイル・イワノヴィチ(1804−1857 ロシア) ロシア音楽の祖。イタリアオペラが主流であった19世紀前半のロシアで、はじめてロシア民族的な音楽を書き始め、5人組やチャイコフスキーに道を開いた。オペラ以外にも、室内楽やピアノ曲、歌曲がある。

イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)>(作曲1834−36 初演1836 ペテルブルグ)
 クリストフ、シュティッヒ=ランダル、ゲッダ、マルケヴィッチ(指)/コンセール・ラムールo.&ベルグラードオペラ [EMI]

ルスランとリュドミラ>(作曲1838−42 初演1842 ペテルブルグ)
 ルーデンコ、ネステレンコ、ヤロスラフチェフ、シニャフスカヤ、モロゾフ、シモノフ(指)/ボリショイ歌劇場 [MELODIYA]



グルック、クリストフ・ヴィリバルト(1714−1787 ドイツ) ミラノでサンマルティーニに学び、イタリアでオペラ作曲として認められ、のちにロンドンで活躍、その後ウィーンに定住。1755年からフランス語のオペラを手がけ、また新しい様式のオペラに取り組む。自作上演のためにパリに進出し、’73年、オペラ改革の宣言を発表する。当時、パリでもてはやされていたピッチンニを支持するイタリア派との間に激しい対立を生み出した。

オルフェーオとエウリディーチェ Orfeo ed Euridece>(初演1762 ウィーン、仏語版は’74 パリ)

アルセスト(アルチェスティス) Alceste>(初演1767 ウィーン、仏語版は’76 パリ)

<オードリーのイフィジェニー(アウリスのイフィゲネイア) Iphigenie en Aulide>(初演1774 パリ)

<トーリドのイフィジェニー(タウリスのイフィゲネイア) Iphigenie en Tauride>(初演1779 パリ) 



グレトリ、アンドレ=エルネスト=モデスト(1741−1813 フランス) ベルギー生まれ。古典派様式によるコミックオペラの確立者で、革命期のフランス音楽界の中心人物であった。60曲を越えるオペラを作曲した。

獅子心王リチャード Richaed Coeue de Lion>(初演1784 パリ)



クロイツァー、コンラディーン(1780−1849 ドイツ) ロマン派初期の歌劇作曲家。器楽曲にも親しみやすい作品がある。歌劇は40曲作曲。

<シュワーベンのコンラーディン  Konradin von Schwaben>(1812) 出世作

<グラナダの夜営  Das Nachtlager von Granada>(1834)
   プライ、フロシャウアー(指)/ケルン放送管弦楽団 [CAPRICCIO]



クロイツェル、ロドルフ(1766−1831 ドイツ)



ゲッツ、ヘルマン(1840−1876  ドイツ) ベルリンでビューローに師事。スイスで、オルガニスト・教師・合唱指揮者として活躍。 交響曲、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、室内楽曲、合唱曲などを少数づつではあるが作曲しており、強烈な個性はないが、叙情的なメロディにあふれる圭作ぞろい。

 作品

<じゃじゃ馬馴らし  Die winderspenstigen Zahmung>(1872) 当時全盛のワグネリズムとは違う書法で書かれた。交響曲などの器楽曲から類推して、どうしても聴いてみたい1枚。

<フランチェスカ・ダ・リミニ  Francesca daRimini>(未完、1887初演)



ケルビーニ、ルイージ(1760−1842 イタリア〜フランス) 1788年よりパリに定住。フランス語によるグランドオペラの作曲家として名をなす。革命時期の時代を反映して、ドラマティックな迫力ある作品を残し、その新鮮な管弦楽法はベートーベンに影響を与えた。オペラ以外には、教会音楽や、若干の器楽作品など。

ロドイスカ Lodoiska>(初演1791 パリ)

メディア Medee>(初演1797 パリ)

<二日間 Les deux journees>(初演1800 パリ) ベートーベンのフィデリオに影響を与えた作品

<アナクレオン Anacreon>(初演1803 パリ)

<ファニスカ Faniska>(初演1806 パリ)

<ピンマリオーネ Pimmmalione>(初演1809 パリ)

<アバンセラージュ族 Les abencerages>(初演1813 パリ)

<アリババ Ali-Baba>(初演1833 パリ)



コダーイ、ソンターク(1882−1967 ハンガリー)



ゴダール、バンジャマン(1849−1895 フランス)



ゴルトマルク、カーロイ(1830−1915 ハンガリー) 優れたヴァイオリニスト。ウィーンで活躍。歌劇(6曲)、管弦楽曲、協奏曲、室内楽など、あらゆる分野の作品がある。

<シバの女王 Die Konigin von Saba>(初演1875 ウィーン)



コルネリウス、ペーター(1824−1874 ドイツ) リスト、ワーグナーに心酔して信ドイツ派の推進者となり、ワグネリズムの歌劇で成功。純器楽は作曲せず、3曲の歌劇の他には、合唱曲と歌曲を多数残す。

バグダードの理髪師 der Barbier von Bagdad>(初演1858 ワイマール)



コルンゴルト、エーリッヒ・ヴォルフガング(1897−1957 オーストリア〜アメリカ) R・シュトラウスの影響を受けたモダンな様式の作風で、10代から認められ、モーツァルトの再来と騒がれた。1934年ハリウッドに移り、映画音楽を手がける。

<ポリュクラテスの指輪 Der Ring des Polykrates Op7>(初演1916 ミュンヘン)

死の都  Die tote Stadt Op12>(初演1920 ハンブルグとケルンで同時に)

<ヘリアーネの奇跡 Das Wunder der Heliane Op20>(初演1927 ハンブルグ)

カトリーン Kathrin Op25>(初演1939 ストックホルム)



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