近頃のCDの値段は・・History編

    NEW  Boxの内容を、具体的に書き出しました。大指揮者編&シュナーベル名演奏家編 作曲家編


 このごろはCDの安い物がどんどん出てきて、変な世の中になったものだと、つくずく感心したり、腹が立ったり。¥3000もした頃には、何を買うべきかで、ずいぶんと悩んだものだが、この頃は、束にして買わなければならないような単価のものがたくさん出てきています。アルテノヴァやナクソスの¥1000が主流になってきたかのように、レコ芸などには書かれています。ところが、最近では、¥500以下にしなければ話にならない時代になってきたようです。

 Historyというレーベルの物は、「1枚、なんと¥150」の40枚組。Towerの通販で買いました。すでに何種類か出ているようです。レーベル名の通り、1950年以前の録音のみです。著作権か何かの関係で、やすくできるのでしょう。今、私が入手している物は、「Great Voices of the Opera」と「The Piano Masters」で、やがて「Great Condacters」と「Great Voices of the Opera 2」を予定しています。トスカニーニやフルトヴェングラーなどの指揮者のものも出ているようです。古い録音が好きなので、1部ダブってしまうが、仕方ないですね。

                          

 取り上げられているピアニストは、コルトー、シュナーベル、バックハウス、ルビンシュテイン、ギーゼキング、ケンプ、ゼルキン、ホロビッツ、リパッティ、ギレリス、ミケランジェリ、フィシャー、ハスキル、カーゾン、ランドフスカ、ラフマニノフ、パデレフスキー、ソロモン、アラウなどなど。最近まで生きていた演奏家でも、ここに収録されているものは、50年以前の古い録音です。新しい録音が、出来が良いとは限らないことは言うまでもありませんね。



                   

 上記のピアノと同じ日(2000年12月7日)に送られてきました。こちらの方は、遙か以前に注文していたのが、やっと来たのです。友人と一緒に買ったので、諸費用混みで6750円也。有名な指揮者の、古い録音が40人、40枚。こちらの方はダブリがかなり出ています。古い録音が好きだから仕方がないとあきらめなくっちゃ。
 後ろから聞き始めたが、このあたりははじめて耳にする演奏なので、どれもこれも感動ものばかり。
 
 ドラティのシェラザード、前世紀的な演奏で、後年のハイドンなどとは全く表現の様相が違う驚き。ただ、エロティシズムとは無縁なようで。やはり若いときから、四角張った表現がお似合いなのでしょう。そんな彼も、私は好きなのですけれど。
 
 フリッチャイ、まずはチャイ5、きりっとした馬力のある演奏です。聞き物はシュトラウスのワルツで、<ウィーン気質>の第1ワルツの出だしの音を、ものすごく長く引っ張っている。これにはため息が出ました。ルバートやポルタメントを使っていて、テンポの揺れも大きく、あたかもメンゲルベルクを聴いているようです。私にとっては、この曲だけで元は取れました。
 
 カラヤンの悲愴は、ベルリンフィルで1939年4月の録音。先に、ダイソーの100円盤で、ウィーンフィルの1949年が出ていましたが、テンポはベルリンが速いです。逆にモーツァルトのト短調は、ぬるい感じがしました。
 
 クナッパーツブッシュ、ブルックナー4番。これは良いです。とてもとても良いです。クナのブルックナーはせっせと買い込んだつもりなのだが、抜けていました。表記されていませんし、確認もしていないのですが、当然改訂版でしょう。よく鳴っています、金管とティンパニが。ブルックナーはこうでなくては。ぬるま湯に浸かったようなのはいけません。ワーグナー派と目されているのですから。フリッチャイで元を取ったから、これは大穴の大儲けですなぁ。                                                (00.12.10)

 フルトヴェングラーは、ベートーベンの第7交響曲とブラームスの第2交響曲。どちらも、LP以来で、懐かしいとともに、燃えて燃えて燃え尽きる熱演に、感動を新たにしました。今時の指揮者で、これほどまでに熱い演奏をしている人がいるのでしょうか?
 私に取っての不幸は、フルトヴェングラーのディスクが、LP時代にかなりの量を買ってしまったために、CD時代になってからは、ほとんど聴いていない事です。スカラ座の「リング」と、EMIの「マイスタージンガー」、ACCANTAでのワーグナーを数枚くらいでしょうか。あとはCDへの買い直しが数枚だけ。少し前に、シューベルトの「グレート」を買ったのだが、本来聴き応えの無いこの曲を、飽きさせずに通してしまう熱に、驚かされたばかりなのに。
 ・・・実にフルトヴェングラーはすごい。大手レコード会社が、ほとんど値下げもしないで、飽き燃せず再発を繰り返すのも納得がいきます。
 <振ると面食らう>らしいですわ・・・。
 
 クライバー(もちろん親父のエーリッヒのほうです)も、フルヴェンに負けず劣らずです。私などは、フルヴェンの陰に隠れて、あまり多くは聴いていないはずです。ブエノスアイレスでの「トリスタン」が、思いっきり印象に残っているくらいですね。ベーム盤も霞んでしまっているほどの熱演です。ただし、全曲では無いのが惜しい。
 モーツァルトの「プラハ交響曲」は、チャーミングとは正反対の、重い感じの堂々とした演奏です。
 すごいのは、シューベルトの「未完成」のほう。ちょっと飛ばし気味で、息も注がせない、緊張しっぱなしです。それでいて、歌うべきところは十分に歌っているから、またすごい。私にとっては、超名演!
 3曲目はリストの「レ・プレリュード 前奏曲」。フルヴェンのEMIの「エロイカ」のおまけにもついていました。もしかしたら、クライバーの方が勝ったかも。のりのりにさせられてしまいます。
 一頃、息子のカルロスが、騒がれていました。そして私も多少は、それに付き合いました。最近はおとなしいようですが。しかしながら、こんな演奏を聴いていると、親父の方が遙かに偉大だったように思いますね。

 演奏の聴きざまは、人それぞれ、100人100様です。人によって、それぞれに感想が有るでしょうから、これが絶対に名演だと押しつけることは出来ないと思います。レコ芸の月評なども、人によって正反対のことを書いているし、批評を鵜呑みにして、CDを買ったら、馬鹿みたいな演奏で、腹を立てた事もあります。結局、判断は自分だけ。
 ヨッフムはブルックナーの第7交響曲です。HP友からメールを頂きました。「名演だ」と。私にしてみると、普通以下です。この交響曲は、私も好きなので、しばしば聴きます。LP時代には、最初に買ったフルトヴェングラーをずっと聴いていました。CDではヨッフムのベルリンフィル(DG)との演奏が愛聴盤になっています。EMIのドレスデン盤は、1回聴いたきりで、京都へ出張中です。多分、GD盤ほどでは無かったのでしょうね。この落差は、いったい何なのでしょうか?
 最近、他で仕入れた、ベルリンフィルとの「エロイカ」が有るのですが、こちらの方は、辛口に仕上がっていて、好ましいのです。数多い「エロイカ」コレクションの上位に登録されています。録音年代はあまり変わらないのに。わからない???

 ビーチャムの「ジュピター」もHP友は絶賛していましたが、私にはどうということもないです。ビーチャムというと、チャーミングな演奏家だと思っています。そうなのでしょうね。だから、巨人に挟まれると、目立たなくなってしまうのでしょう。そういえば、ロス・アンヘルスをタイトロールにした「カルメン」もそんな印象でした。

 シューリヒトは「エロイカ」。出だしの序奏を聴いて、LPで聴いたことを思い出しました。ただし、それは1960年ころのパリ管との録音で、この’37年のベルリンの録音とは、年代的にずいぶんと隔たりがあります。LPのほうは、久しく聴いていないので、細かいところは忘れてしまっていますが、私の記憶では、第1楽章の感じはよく似ているように思います。小粒な感じです。しかしながら、2楽章以下では、だんだんに、ノリがよくなってきています。
 フルヴェンやワルターと同世代です。演奏自体は、彼等よりはおとなしいと思いますが、長生きした分、得をしているのではないでしょうか?

 モントゥーのなかに、とてつもなく面白い曲が入っています。珍曲、げてもののたぐいでは、最右翼ではないでしょうか?モーツァルトのヴァイオリン協奏曲ニ長調K294aです。モーツァルトの協奏曲は第1番から第5番までが真作で、第6番と第7番はちょっと怪しい。さて、この曲は、「アデライーデ」というニックネームが付いていて、ルイ15世の王女さまに献呈された由来があるらしい。ところがこれが、真っ赤な偽物で、M・カザドゥシュが、創作したものなのです。まさかこの曲が聴けるとは、思っても見ませんでした。
 普通には、偽作というと、名前の通っていない作曲家の作品が、有名な作曲家の作品に紛れ込んでいる場合が多いです。ベートーベンのイェーナ交響曲、ハイドンの作品3の弦楽四重唱曲(有名なハイドンのセレナーデが入っている)、バッハのカンタータなどなど。しかし、後世の人間が、有名な作曲家を語っている例は、そう多くはないでしょう。
 最近、老眼がはげしくなったので、タイトルのモーツァルトだけを見て、聞き始めたのだが、「ぅん?ハイドンだったのかな?あれ、シューベルト?」モーツァルトの偽作を作るって事は、ほんとに難しいのでしょう。
 ヴァイオリンのソロは、メニューヒン。名前は有名なのだが、演奏にこれと言った物がないように思います。この人は、若い頃が巧くて、年とともに下手になってきたそうです。天才少年だったのだが、年を取るとフツーの人になったのですね。

 LP時代の人にとっては、ウィンナワルツと言えば、クレメンス・クラウスが最高峰であるといっても、過言ではないでしょう。その後がボシコフスキーで、最近は、だれのが良いのでしょうね?このボックスには、ハイドンの「V字」とブラ3がメイン。ハイドンの方は、がっしりした感じで、茶目っ気が少ないように思います。ブラームスの方は、私自身余り興味のない曲なので、どうでも良いのだが、演奏の方もそんな感じです。クラウスのディスクを思い起こしているのだけれど、ワルツ集と、バックハウスのピアノで、ベートーベンのコンチェルトが有ったような気が。あまりパッとしなかったように記憶しています。オペラでは、何があったのかな、思い出しません。私にとっては、以外と印象の少ない人です。
 ただ、バイロイトの「リング」だけは、CDを京都へ移動するに当たって、クナと聴き比べたのですが、クラウス盤の方が勝っているように思いました。むろん、歌手を含めての評価です。クラウス=ウィンナワルツと、思いこんでいる方が悪いのかも知れません。
 おまけの「春の声」は、さすがにお手の物で、ウィンナ節を堪能できます。録音日からすると、以前LPで聴いたものよりは、古いようです。

                                                     (01.1.13追記)



                     

 ヤマチクのクラシックのコーナーにありかつ超破格値だったので、つい衝動買いをしてしまいました。ジャズなんてのは、ほとんど聴いたことがないジャンルで、未知への挑戦です。ビッグバンドへの興味は、下の娘が高校のブラスバンドで、「ムーンライトセレナーデ」と「シング×3」を演奏したことに遡ります。我がHPの北高吹奏楽部を見ていただければわかりますが、クラリネットの北村英治さんと共演したことです。
 クラリネットのベニー・グッドマンは、クラシック界でも活躍していて、モーツァルトや、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」などで、CDに登場しています。ラプソディーの冒頭は、この人にかなう人はいないでしょう。
 たまには、スイングして、気分転換も良いのでは・・・・・・・・(00.12.29)



 History 
 フルトヴェングラーVol.1,Vol.2、Vol.3 各10枚組
 ワルター 10枚組
 メンゲルベルク 10枚組
 ストコフスキーVol.1、Vol.2 各10枚組
 ビーチャム 10枚組 
 オーマンディ 10枚組 
 トスカニーニVol.1,Vol.2、Vol.3 各10枚組 
 クーセヴィツキー 10枚組
 チェリビダッケ 13枚組  (Hommageレーベル)
 バルビローリ 10枚組
 カラヤンVol.1、Vol.2 10枚組
 シューリヒト 10枚組
 シュナーベルVol.1,Vol.2 各10枚組
 ベーム 10枚組
 クレンペラー 10枚組
 クナッパーツブッシュ 10枚組
 ミトロプーロス 10枚組
 アンセルメ  10枚組
  上記の具体的な内容は、こちらです!!

 20世紀のマエストロ 40枚組
 ピアノマスターズ 40枚組
 グレイト・ヴォイシズ・オヴ・ジ・オペラVol.1,2,3 各40枚組
  上記の具体的な内容は、こちらです!!

 ヴェルディッシモ 20枚組
 ワーグナーマニア 20枚組
 シューベルティアーデ 10枚組
 シューベルト リート集 10枚組
 モーツァルト Deluxe 40枚組
 バッハ Soli Deo Gloria 20枚組
 モーツァルト交響曲全集 10枚組
 ベートーヴェン交響曲全集 6枚組
   上記の具体的な内容は、こちらです!!

 ビッグバンドBOX 40枚組
 ガーシュイン 8枚組
 デュークエリントン 40枚組 サニーサイドジャズオーケストラのひろぽん氏持ち帰り
 ベニーグッドマン 20枚組
 クレイドル・オヴ・ジャズ 40枚組
 ピアソラ 10枚組 最近の録音なので、少しだけ高い
 ジャズピアノマスターズ 40枚組
 ジャンゴ・ラインハルト 15枚組
 イタリアオペラ12曲セット 22枚組 レーベル名なし、Hayashi殿からの頂き物。



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