土壌からのカドミウム除去


土壌からカドミウムを除去する技術について

土壌中に存在するカドミウムは、一般的には微生物や藻類、動植物に陽イオンや錯陰イオンとして吸着されて存在しています。 このような形で存在するカドミウムは除去しにくいことが知られており、例えば下水汚泥に吸着されたカドミウムは、塩酸や硫酸などの鉱酸を用いても十分に除去することができません。 当社では、微生物に吸着されたカドミウムを除去する方法を検討し、リン酸が優れたカドミウム除去効果を持つことを発見しました。 以下、この方法をリン酸法と呼びます。リン酸法を用いることにより、下水汚泥(汚泥微生物)、土壌(土壌微生物)、ホタテ貝中腸腺(消化管表面の生体高分子)などに生物収着されたカドミウムを効率よく除去することができます。 これらの技術について、特許第3245138号および特許第2975571号を取得しています。 土壌からのカドミウム除去については、リン酸法を用いて水田や畑の土を用いた実験を行い、カドミウムの50%以上を除去できることを確認しています。 興味のある方はこちらまでご連絡下さい。 最近の話題としては、土壌に電流を流すことによってカドミウムを除去する方法(ISER法)が実用化段階にあるとされています(日立バブコック(株))。 実験では、2週間の通電でカドミウムの35%を除去することができ、浄化費用は1トンあたり約6万円です(日経産業新聞、平成13年8月28日)。