イカゴロからのカドミウム除去技術
イカの肝臓(イカゴロ)には有害元素であるカドミウムが含まれており、その含有量は海域によって異なっている(東シナ海、269ppm;親潮域、22ppm;日本海、147ppm;黒潮域、95ppm;環境庁の調査による、2000年9月)。これらのカドミウム含量は環境基準を大きく超えており、イカゴロの処理・処分あるいは有効利用への大きな障害となっている。
水産廃棄物であるホタテウロからカドミウムを除去する方法としては、当社技術であるリン酸法、硫酸ー電解法などが知られている。硫酸ー電解法によるイカゴロからのカドミウム除去についてはここ数年来研究が行われているが、満足できる成果は得られていない。リン酸法はホタテウロに含まれるカドミウムを1ppm以下に低減できる優れた重金属除去方法である。この方法を用いてイカゴロ1kg処理試験を行った結果、0.5〜1%リン酸を用いることによってイカゴロに含まれるカドミウムを容易に除去できることが判明した。
文献
1、特許 特許第3245138号。