過ぐる風の詩


あふれ流る滑り涙 つたう頬色を変える
だけどまた跡をさらい 花咲かせる春風

流れ離れ辿り着いた 見知らぬこの地だけど
同じように過ぐる時に 生まれ生きる奇跡を・・・

すぐそばで香る桃の花を浮かべ 温かさにうとれ
渇いてすぐの川の跡を辿る 花びらのようにわたしは

そっと触れる・・・・

夢見心地触れずにいる 時間を埋めてくれる
詩に乗り通りすぎて 耳に残る春風


流れるような髪をくぐり あなたの耳へ過ぐる風の詩
わたしも隣でその詩を聞く 雪が名残惜しそうに・・・

土で光る・・・

あおり消える頬の涙 薄紅に色を変えて
今よりも華麗に咲く 詩を運ぶ春風